皆様こんにちは!
訪問看護ステーション新松崎、理学療法士(PT)の金井です!
雪の降る日が増えてきましたね、、、今年は例年よりも降雪量の多い予報とか。
今回は寒暖差によって身体に起こる変化としくみ等について、うんちくを述べたいと思います!
人の身体は寒いと血管が収縮(狭く、細く)し、身体の外へ熱が逃げないようにする働きがあります。
逆に、暑いと身体の外へ熱を逃がしやすくするために血管は拡張(広く、太く)します。
また、血管が狭まると血圧は高くなり、広がると血圧は下がります。
これらは自分の意志とは別に、身体が自由に調節します。これは自律神経の働きです。
昨今、「ヒートショック」が話題となっておりますが、原因は寒暖差によるこの血管の働きによるものです。
①快適な室温では血圧は安定しています。
②寒い脱衣所で服を脱ぎ、血管が収縮し、血圧が上昇します。
③裸になり、寒い浴室に入り、更に血管が収縮し、血圧が上昇します。
④そこから暖かい湯舟に浸かることで、急激に血管が拡張し、血圧が低下します。
⑤④によって、一時的に脳への血流が不足し、めまいや立ち眩み、一過性の意識消失が起こります。
以上がヒートショックの簡単なメカニズムです。(更に詳しくは「ヒートショックとは 原因」等で検索してみてください!)
今回の説明では代表例として、入浴時を挙げさせていただきました。更に、ニュースや記事でも入浴時の事が多く取り上げられています。
しかし、暖かい部屋から外出する際も同じことが起こり得ますので、注意が必要です!!!
高血圧や不整脈など、持病をお持ちの方は、リスクが高まるため、特に注意が必要です。
若い方でも、水分をあまりとらない方や飲酒後ではリスクが高まるため、要注意です!
対策としては、ある程度、脱衣所・浴室を温める必要があります。
暖房器具を用いたり、あらかじめ服を脱ぐ前にシャワーを出し、浴室を温めておくといった手もあります。
血圧の低い方や寒がりの方は、入浴前に、もも上げやスクワッド、足首の運動等、運動をすることによって血圧をあげ、身体を温めるといったことも大切です。
ちなみに私は、シャワーで浴室を温めておき、それでも寒かったら、安直ですが浴室でスクワッドしています。笑
20~30回くらい。笑
以上、身体についてのうんちくでした!
今後も、役に立つ知識を掲載していきたいと思います!
それではまた!
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