冷え性対策!

冷え性対策!

こんにちは!

訪問看護ステーション新松崎 PTの金井です!

3月に入り、暖かい日もありますが、朝晩はまだまだ冷え込む日があります。

指先や足先が冷える、いわゆる冷え性の方、多いと思います。

冷えは、日本人女性の半数以上男性の2割が自覚しているとの報告があるそうです。

今回は冷え性の原因や対策をお話ししたいと思います! (遅い。もう春。)

文献(最後にURL掲載)を参考に、掻い摘んでお話しします。

 

まず、「冷え性」は「中枢温と末梢温の温度較差がみられ、暖かい環境でも末梢温の回復が遅い病態であり、多くの場合冷えの自覚を有している状態」と定義されているそうです。

中枢温とは、体腔内(食道・直腸・膀胱・鼓膜)の温度と肺動脈内血液温度のことで、深部温度ともいわれます。

末梢温は皮膚・筋肉・脂肪組織の温度の事で、表在温度ともいわれます。

冷えと肩こり、便秘や下痢、不眠や浅眠、易疲労感、抑うつ気分やストレス等との関連が報告されているそうです。

冷え性の仕組みまでお話しすると大変難しく、長くなってしまうので、原因となる現象を紹介します。

原因としては、「熱産生能力の低下」「血行不良」「ストレスなどによる自律神経の乱れ」等が考えられます。

熱産生能力の低下とは代謝の低下であり、代謝は筋肉量に比例するので筋肉量が少ないと熱産生が低下すると言えます。冷え性の方は男性に比べて女性が多い事というのも、男性より女性の筋肉量が少ないからということです。

血行不良について(病気が原因でないものに関して)は、運動不足やストレッチ不足で筋肉が凝り固まってしまっていることや脱水(水分不足)、自律神経の乱れが考えられます。

自律神経について。血管の収縮と拡張は自律神経で行われます。交感神経で収縮、副交感神経で拡張されます。自律神経が乱れるとこの機能が正しく発揮されず、恒常性が損なわれると言えるでしょう。

 

なんだか「筋肉が正義!筋トレ万歳!」と言っているみたいになってしまいました。笑

ですが、あながち間違いでもないです。筋量が増えると代謝・熱産生が向上します。筋量を増やすには運動をしなくてはなりませんから、運動をすると血流が良くなり、自律神経も整います。全て解決です。皆さん、筋トレしましょう。

世の中のマッチョで冷え性の方っているんでしょうかね?私には分かりませんが。笑

 

冗談はさておき、対策についてです。

運動をすることが一番の解決方法である事に変わりありませんが、筋トレをしてくださいとまでは言いません。

足首の運動、足踏み運動やハーフスクワット等それぞれ10回ずつでいいので、簡単で座って行える運動から始めてみましょう。ストレッチや体操も大切です。首回し、肩回し、もものストレッチ。こちらも簡単なものから始めましょう。

ゆっくりとした呼吸運動を4週間実施したところ、副交感神経の活動と足背(足の甲)の血流量が上昇したといった報告もあるようです。

自分がこれくらいなら続けられると思う回数でいいと思います。たとえ1回だとしても、何もやらないよりましです。まずは始めてみる事です。

余裕のある方や本気で改善した方はジョギング・ランニング・筋トレをしましょう。

ホッカイロや湯たんぽなどを使ったり、衣類の調整をしたり。これは一時の改善のみで、原因の改善になっていません。

長期にわたって冷え性を予防・改善したいと思う方は、ぜひ実施してみてください。

 

主に参考させていただいた文献はこちら↓

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jocp/52/2/52_87/_pdf

以上、冷え性についてでした!長文・駄文失礼いたしました。

 

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