特別養護老人ホーム逢谷内の利用者様への看取りの考え
厚生労働省看取りガイドライン参照
厚生労働省医療の決定プロセスに関するガイドライン
医療機関でのガイドラインですが、私たちの考えは
看取りとは
「ご本人様にとって、穏やかに過ごす環境と亡くなるまでに間に家族様や職員によって支えられながら尊厳を持って最後を迎える」
ことと考えています。
私たちは
「ご家族様の納得感のある最後を迎えられること」
が最大の介護支援と考えています。
納得感とは(私たちの主観です)
「在宅生活での関わりを持てた」
ご本人様は地域で生活において、家族様、親戚の方々、知人友人、近隣住民と共に生きてきたと思います。
その中で自宅での生活に困難が生じる(高齢や病気、障がいなど)ことになった時、関わる人たちが【頑張って支援した】、【本人の希望を出来る限り叶えた】など、本人様の納得感以上に周りの方々の納得感が重要だ考えています。
「施設入所後に関わりを持てた」
コロナ等でご本人様に会えない期間によって、「会える」という当たり前が失われ、それによって「悔いの残った」方々も多いと思います。
私たちはこの経験を踏まえ、コロナ終息前から面会を実施、事前予約は必要ですが、出来る限り面会ができるよう進めてきました。
その結果、亡くなった方のご家族様より、
「ご兄弟、親戚、友人が会えて良かった」との意見を頂けました。
これも関わる皆様の納得感だと思います。
「最後の瞬間に立ち会えた」
令和6年4月から新しい医療機関と嘱託医契約を締結後、看取りの実施を正式に開始しました。
ご家族様の希望で入院できる医療機関での出来る限りの治療を望む方もいますが、最後の場面で「施設での看取りを希望される」方々が大半です。
その中で最後の数日間、居室での面会、施設からの連絡による夜間帯での最後の時間を出来る限り持てるよう工夫しています。
それは、送られる皆様の悔いが少しでも残らないことも納得感だと考えているからです。
嘱託医と協力して、本人様の状態を相談、家族様への説明、方針の決定というプロセスを踏んで、介護を行って参ります。